せんべいの起源
小宮のせんべいの職人気質
最寄り駅からの御案内

江戸末期文化文政の頃、草加宿青柳の庄屋藤波家に、
近郷の小作人がせんべいを歳暮として届けにきたと古文書にでています。
「せんべい」という言葉が、文書に記されたのは、これがはじめて。
当時のせんべいは、砕いた米を蒸し棒状にして塩をまぶし、
輪切りにして焼いたもの。その頃、綾瀬川の水運を利用して、
近在の農産物が江戸に運ばれていましたが、草加はその集散地。
船頭たちはひと仕事を終えると、このせんべいを好んで食べたといいます。
これが江戸へ広がって、神社仏閣の縁日や市で、
塩せんべいとして、たいそう評判になったそうです
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「気持ちを入れないと、せんべいも魂が入らない」創業百年余り、四代目せんべい名人・小宮のほんものづくりへの情熱と誇り。心をこめた一枚一枚の手焼きで、伝統ある草加せんべいを守り継ぎ、後世に伝えていく責任を感じています。
草加煎餅−粳米(うりちまい)を原料とする煎餅の代名詞であり、バリッとした歯ごたえと素朴なしょうゆ(野田産)の風味は、いまではお茶うけとしてだけでなく、ちょっとしたお遣いものとしても 人気です。現在、草加には70軒ほどの煎餅屋がありますが、昔ながらの天日干しを続けているのは、「小宮せんべい本舗」ただ一軒です。
小宮せんべい本舗では、生地作りから焼くまで約1週間をかけます。まず、草加近辺で 穫れた粳米を製粉し、湯で攪拌(かくはん)してよく練る。次にそれを棒状に延ばし、こぶし大に切って蒸寵(せいろ)で蒸す。蒸したものをさらに練り機を使ってつき、そのあと冷水に1時間ほどつけてアクを抜く。最後にアク抜きしたものをもう一度練り機で練り、のし機に入れて丸く型抜きする。手間ひまかけて作った生地を、天候と相談しながら天日で干します。最低でも夏は1日半、冬は3日間、屋外でムシロの上に並べます。
昔ながらのムシロを使う理由は、保湿性に富み、水分の吸収力に優れているから。乾燥機を使えば3時間もあれば乾きます。しかし、機械では草加本来の身のしまった、風味豊かな煎餅はどうしてもできないんです。1枚焼き上がるまで約4分。火から降ろしたあと、野田産のしょうゆを調合した秘伝の つけダレをまんべんなくハケで塗るのです。 
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電車…東武伊勢崎線
     「草加駅」から徒歩15分
     「谷塚駅」から徒歩10分
     ※旧日光街道沿い、整形外科和知病院(四階だけ)の隣です。

…上野駅から13q
    草加バイパス 谷塚上町交差点 右折
    旧道を左折 1つ目の信号5m先 左側
    駐車場あります
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